令和4年度「島ものづくり塾」卒塾式を執り行いました

Aクラス 2月 5日(日)午後3時から3時30分

Bクラス 2月19日(日)午後4時から4時30分

 

設立者 島正博(株式会社島精機製作所 代表取締役会長)より塾生のみなさん、保護者の皆様へご挨拶を申し上げたあと、理事長(大江嘉幸)より卒塾証が塾生ひとりひとりに手渡されました。

 

設立者 島正博より卒塾を記念して

Aクラスでは、「頭だけでなく手を使い、目や耳、鼻など五感で得た情報の全てがつながるようなものづくりが大切です」とメッセージを、

Bクラスでは、いつも、なぜかな?と考えることの大切さについて、メッセージが贈られました。

 

~設立者 島正博挨拶より~

 『汽車ぽっぽ♪』の歌のリズムを例にあげ、蒸気機関車の原理について説明をされました。島会長が所有されているドイツ製の蒸気機関車の模型(本物のように精巧に作られ、細部まで動くもの)を持参され、塾生ひとりひとりに見て、触って、感じてもらいました。

 それは、島会長ご自身が小学生の時に「なぜ機関車は前へ進むのか?」と疑問をもち、実際に国鉄(現在のJR)の操車場まで行き観察し、左右の車輪の軸に90度のずれが生じるから前進することに気づき、駅員さんに説明すると「ええ勘しとるな」と褒められた経験があるからです。 

 

「みんながわからない事を私だけはわかった!というわかる喜び、うれしさから自信がつき、もう少し広げてみよう、別の角度からも考えてみようと、それが知恵につながっていきます。」

 

「岡公園(和歌山市岡山丁3丁目)に蒸気機関車が展示されているので、機会があったら見にいってください。大きいなとかそういうことだけではなく、なぜ動くのかな?前と後、上と下から観察して軸の支点がどこにあるのか、考えながら観察してほしい。1回でわからなくて大丈夫です。1回でわかったことは忘れやすいけれど、2回、3回と考えることが大切です。失敗は成功のもと、失敗した時こそ、違う考えや知恵がみつかります。」

 

「島ものづくり塾の卒業は、次へのステップです。常になぜかな?と疑問をもち、考えることで原理がわかります。そこから知恵をだし、それを応用してどんどん学んで大きく進歩することができます。みなさんがんばってください!」